村正作 勢州桑名村正 注文 うぶ出し研いだばかり 白鞘新調 妖刀村正 妙法村正

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xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・ 刃長31.7㎝ 反り0.5㎝
元幅2.88㎝ 元重0.56㎝

平造り、重ね薄め、先反り強くつく。
刃文匂い口締まり、表裏揃う角張った乱れを湾れで繋ぐ。地肌板目に流れ肌交じる。
傷あるも刃切れ、膨れ、撓えは無い。
うぶ茎在銘「村正作」近日研上げ未審査。
白鞘新調。

村正は室町時代末期、所謂戦国時代の伊勢国桑名の刀工で世に言う“妖刀村正”で名高い。
その由来は、家康の祖父松平清康と父広忠は村正の刀で暗殺され、長男の信康は切腹させられる際に村正の刀で介錯され、
家康自身も村正の槍で負傷したという処から徳川家にとっては、不吉な刀として忌み嫌われたと伝えられている。
その為、家康に配慮した武将たちは挙って村正の銘を削ったり改竄したりしたとも一説には村正帯刀禁止令がだされたとも言われている。
それ程に手放したくはないという村正の実用刀としての評価が高かった事が偲ばれる。
また徳川幕府打倒の縁起担ぎに倒幕の志士たちにも大人気であったという。
当時の不遇に見舞われながらも初代村正以降もその名脈は千子派として細々と受け継がれ、明治にまで及んだとされている。

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